
停電時への備え | 18時間の停電被害から備えを見直す


こんにちは、ミニマリストくしな(@947planet)です
「好きなモノだけでラクする暮らし」をテーマにミニマリストの暮らしについて発信しています
防災グッズを備えていますが、災害は地震だけじゃありません。
2018年の台風21号で、大阪南部の実家では約18時間もの間、停電に見舞われました。
実家から聞き取りをしてみると、いざ被災すると予想外なことが発生したり、備えが不足だったりしたようです。
今後、大規模停電が身近に発生しないとは限りません。
なので、停電への備えを見直すことにしました。
- 停電時への備えを検討してる人


くしな
40代女性ミニマリスト / ブロガー / Kindle作家
- 北欧インテリア好き
- 6畳1K一人暮らし
- ミニマリスト歴10年
大規模停電で実際に困ったこと
2018年の台風21号は各地で停電が発生し、私の実家でも約18時間、停電が続きました。
被災した実家からの聞き取りと、私自身が感じたことをまとめました。
連絡が取れない
私自身が一番困ったのが、連絡が取れないことでした。
実家には携帯電話・スマホがなく、固定電話しかありません。
こちらからの連絡手段がなく、実家の状況が分からずとても心配しました。



ネットでニュースにならなかったので、余計状況が分からなかったんですよね
トイレ問題
実家では何もかも困ったようですが、一番困ったのがトイレ周りだったみたいです。
まずフタが開かなかったのが問題だったそう。
無理に開けようとすると壊れそうな音がして開けるのに躊躇したとか。
結局は開けられたようですが、開けるためだけにかなりの時間を要したようでした。
また、トイレの水を流す方法をすぐに思いつかず困ったようです。
キッチン周りが全滅
実家はオール電化なので、停電でキッチン周りが使えませんでした。
IH、オーブンレンジ、電気ケトルなど停電で使えず、料理ができないから非常食でしのいだようです。
冷蔵庫には食品があまり入ってなかったので、中身の心配はさほどなかったようです。
とにかく暑い
2018年の台風21号は真夏に発生しました。
真夏の停電です。エアコン、扇風機なども使えず、涼しい場所を探して過ごしたようです。



断熱材のせいで熱もこもって大変だったそう
台風だったので窓を開けっ放しにすることもできず、涼しい場所を探すのも一苦労だったようです。
部屋が暗い
広域停電のため、どこもかしこも真っ暗。
リビングの雨戸シャッターは自動開閉タイプで、台風のため閉じてたので飛来物は防げたものの、リビングは真っ暗。
防災用ライトを備えていたけれど、光源が小さく、生活を送るには不便な明るさだったようです。



一番明るいと感じたのは、お向かいさんの車のヘッドライトだったそう
停電時への備え
実際の大規模停電の経験から防災グッズを備えていても、いざ被災すると困ることがたくさん出て来ることがわかります。
それでも、やはり備えは大事。停電時への備えを見直すことにしました。
災害用伝言ダイヤル「171」の使い方を知っておく
家族や知人の安否確認方法や、状況把握のために、連絡方法・情報収集ツールを使えるようにしておきます。
2018年の台風21号の停電時に、はじめて災害用伝言ダイヤル「171」を利用しました。
音声ガイダンスに従えば使い方に迷うことはありません。
しかし、存在そのものや電話番号を知らないと使えないので、「171」は覚えておきましょう。
複数の情報収集ツールを備えておく
2018年の台風21号の停電時、私が一番やきもきしたのは、情報が入ってこなかったことです。
台風自体のニュースはあっても、停電のニュースがありませんでした。
また実家と連絡が取れないだけでなく、電気会社のサイトがシステム障害で、停電情報が把握できませんでした。



停電時はいつも電気会社のサイトで情報収集してます
本当に停電してるのか、別の理由で連絡が取れないのか分からず心配しました。
当時、一番の情報源はXの地元ユーザーで、「停電してる」とつぶやいていたので、本当に停電してると知れました。
なので、SNSでも複数活用するなどして、どうにか情報収集するようにしたいところですね。
スマホ・モバイルバッテリーを充電しておく
防災グッズとしてのモバイルバッテリーなら、常にフル充電を意識しておきます。
突発的な停電だとスマホの充電は難しいかもしれません。
しかし計画停電の場合、あらかじめ時間帯が把握できるので、それまでにフル充電して備えておきたいですね。


簡易トイレを備えておく・トイレの水の流し方を知っておく
防災グッズで意外な盲点となるのが、簡易トイレ。
地震の防災グッズとして備えておく必要がありますが、停電時やトイレの故障などでトイレが使えない場合も簡易トイレが役立ちます。
また、トイレの水が流せない場合、そもそも流していいのか、他の方法で流せるか、知っておくことも大事です。


カセットコロンを備えておく
実家はオール電化だったので、停電時キッチン周りが全滅で非常食が役に立ちました。
ガスコンロなら停電時でも使えますが、そもそもキッチンが明るい場所にあるか、夜で暗くなってないか、そんな問題もあるので、カセットコンロを備えておきたいですね。
また、いざというときにカセットコンロの使い方が分からないと困るので、平常時に何度か実際に使ってみることも大切です。


停電中は冷蔵庫を開閉しない
冷蔵庫は電源供給が止まっても、扉を閉じたままにしておけば数時間〜半日ほどは冷蔵庫内の温度を保つことが可能です。
冷凍庫は、スキマなく埋めておいた方が冷気が逃げにくくなり、停電時も1日くらい中身を保つことが可能だそうです。
どちらにしても、停電時は冷蔵庫の扉を開閉しないことです。
モバイルファン・カイロを備えておく
夏と冬の停電で備えておくモノは違います。
夏なら熱中症対策、冬なら防寒対策も必要です。
モバイルファンは、外気温が高すぎると熱風が吹くので注意が必要です。



35度以上にもなると、かえって体に悪いから使わないこと!
冷却ファンなど、冷却グッズを備えておきたいですね。
また冬は着込んで対策もできますが、使い捨てカイロやUSB充電のモバイルカイロなどもあれば安心できます。



湯たんぽも停電前に用意できれば暖を取れますね




光源を複数備えておく
停電になると周辺一体が真っ暗になるので、複数の光源を備えておかないと生活が大変になります。
短時間の停電なら防災用の懐中電灯などで済ませられますが、長時間の停電に備えて明るい光源も備えておきたいところです。


ポータブル電源を持っておく
近年、注目が集まってるのがポータブル電源。
少々お値段が張ったり、サイズも大きかったりしますが、いざというときには非常に心強いアイテムです。



私はまだ持ってませんが、購入するか検討中です!


台風・停電の備えを再点検を!
被災すると普段通りの暮らしができないので、代替案はいくつか備えておきましょう。
台風はある程度予測できるものなので、台風による停電に慌てず備えをしっかり行いましょう。
- 災害用伝言ダイヤル「171」の使い方を知っておく
- 複数の情報収集ツールを備えておく
- スマホを充電しておく
- モバイルバッテリーをフル充電しておく
- 簡易トイレを備えておく
- トイレの水の流し方を知っておく
- カセットコロンを備えておく
- 停電中は冷蔵庫を開閉しない
- モバイルファン・カイロを備えておく
- 光源を複数備えておく
- ポータブル電源を持っておく