万年筆再デビューにパイロット カクノ くまモンver.を選びました。レフティだけど、普通に書きやすくて便利です。
挫折したものの6年前にペリカーノジュニアで万年筆デビュー済み
大人になってから最初に文房具にハマった頃万年筆デビューしていました。私は左利きなので万年筆は諦めかけていたんですが、左利き用の万年筆があると知り、ペリカーノジュニアレフティ用を購入してみたんです。しかしペン先がM(中字)で極細好きの私には使い勝手が非常に悪く、また左利き用なのになぜかよく文字がかすれてしまい、いつの間にか興味が失せてしまいました。
しかし再び万年筆に興味を持つようになりました。
左利き用でなくても大丈夫かも、と思った理由
万年筆再デビューしたくてもやはりネックとなるのは左利きであるということ。万年筆は右利き用に作られており、左利きと右利きとでは力の入れ方が違うため、左利きにとって筆記用具の中でも特に万年筆は得意とはされていません。ただ、左利き用も存在するし、持ち方に工夫をすれば右利き用でも使えるのは知っていました。
左利き用があってもペン先の太さが気になったり値段が気になったり(飽きるかもしれない)、色々悩んでいたんですが、ペンクリニックのことを知りました。大阪でも年数回しかチャンスはないようですが、ペンクリニックでは無料で万年筆のペン先の調整をしてくれるそうです。右利き用を左利き用に調整することも可能だそうで、「だったらこのペンクリニックを利用すれば、どれでも欲しい万年筆が手に入るやん!」って考え、左利き用でなくても構わないと考えることにしました。
パイロット カクノ くまモンver.で再デビュー
万年筆再デビューの1本には、パイロットのカクノ くまモンver.を選びました。熊本応援プロジェクトの商品で通常のカクノは1000円ですが、くまモンだと1100円。一部が寄付されるそうなので、きっと100円が寄付額なんだと思います。まぁ、単純にくまモンが欲しかっただけでその辺考慮したわけじゃあないんですが・・・。
カラーはキャップ赤×ボディ黒とキャップ黒×ボディ白があります。ペン先はM(中字)とF(細字)を選ぶことが出来ます。
ペリカーノの時M(中字)ですぐに飽きてしまったので、F(細字)、キャップ赤×ボディ黒を選びました。

パイロット カクノ くまモンver. F(細字) 赤×黒 1100円
開封の儀
では早速開けてみます。中身は万年筆本体、黒のカートリッジ、取扱説明書が入っています。ペン先のえがおマークがカクノのトレードマーク。グリップは三角形になっていて正しく握れる工夫がされています。元々子供向けの万年筆と言うコンセプト商品なので、キャップには穴が開いています。誤飲した時喉がつまらないようにするためです。

中身一覧

キャップには穴

ペン先はえがおマーク

グリップは三角形(写真じゃ伝わらないだろうけど)

まずは1本目
カートリッジを差し込む
カクノはカートリッジとコンバーターが使えますが、とりあえず初心者の私はカートリッジで。軸を外してからカートリッジを回さず真っ直ぐ差し込みます。インキが出るまでしばらく待ちますが、せっかちなのでカートリッジを指で挟んで軽く押して垂らしました(笑)。

差し込む方向

インキがペン先にじわじわ
あれ?軸の色白くね?

まさかの2本目!
はいすみません、速攻で買い足しました。いやちゃんと理由あって・・・ごにょごにょ。

キャップ黒×ボディ白 F(細字)
レフティでもとても書きやすいパイロット カクノの万年筆
実際に書いてみてびっくり!左利きでもなんの問題もなく、スラスラ綺麗に文字が書けます。右利き用なのでかすれたり引っかかったりするんじゃないかと心配していたんですがそんな心配全くなし!左利き用にするかどうかで今まで散々悩んでいた期間はなんだったんだろうな・・・。
ただし、やはり横書きにはちょっと不便さを感じます。右利きの人が縦書きに気をつけるのと同じように。だから、万年筆で文章を書く時は、横書きから縦書きにシフトしました。スケジュール管理などの短文なら横書きでも大して問題ないんですけどね。
速攻で2本持ちになってしまいましたが、ファーストインプレッションとしてはカクノはペリカーノの時と違って、不安に感じるポイントが全くありませんでした。このまましばらくこの2本で万年筆生活を楽しみたいと思います。

直線以外はカクノで描いたもの。レフティでも難なく描けました