苦手意識の強い一口コンロミニキッチンと10年越しに向き合った話

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一口コンロと向き合った話

家の中であまり好きになれなかったキッチンエリア。元々料理好きじゃないし、一口コンロが使いづらいしで好きになれない理由に拍車がかかっていました。好きじゃなくてもこなす必要があったのでミニキッチンに立っていたけれど、10年経ってようやく好きになって来ました。好きになって来た理由は何かな?と書き出してみました。

目次

苦手なら苦手でいい、と背伸びして頑張らない

身もふたもない言い方ですが無理に頑張らない、これに尽きます。苦手なら苦手なりにゆるく向き合えばいい。背伸びして無理に料理上手になろう、スキルアップしよう、凝った料理を作ろうとせず、ゆるくキッチンと付き合っていけばいいだけ。

流石に身も蓋もなさすぎるのでこの心境に至った経緯を書いていこうと思います。

ミニマムキッチンインテリアに後ろめたさを感じないこと

元々「衣」「住」のミニマム化はスルスルと進んでいましたが、苦手意識の強い「食」のミニマム化は後回し状態でした。

食べる行為のミニマム化を取り組み始め、キッチンエリアにも目をそむけず向き合うことに。

ミニキッチンがごちゃついているとただでさえ億劫なのに余計気分が滅入ってしまうので、ミニマリストらしく目につく場所に物を置かないようスッキリにさせました。と言うか物を置くスペースさえないんですけどね(苦笑)。

ミニマリズムそのものに後ろめたさは感じないのですが、キッチンエリアのミニマム化には後ろめたさを感じていました。

SNSなど料理をこなしている人のキッチンインテリアはキッチンツールが吊り下げられてたり、いくつもの鍋が並んでいたり、こだわりの調味料が揃いの詰替えボトルで並んでいたり・・・。

そういうのを眺めていると「自分は持ってない、出来ない、ダメだなぁ」と劣等感を感じました。

でも白央篤司著『自炊力~料理(レシピ)以前の食生活改善スキル~』を読んで肩の力が抜けました。

出来る人には取るに足らないことでも案外料理が苦手な人も多いと気付き、身の丈にあったところからスタートさせることに。

そのためキッチンエリアも無理に高望みせず、最小限の身の丈にあった空間を維持すること。

キッチンに立つことが嫌いじゃなくなってから自分好みにレベルアップカスタマイズして使いやすいキッチンエリアを作り上げればいいと感じました。

実際のミニマムキッチンインテリア

キッチンをスッキリさせるには綺麗を保つことも必要。掃除しやすいシンプルさは手軽で時間もかからず苦になりません。

シンプルなキッチン棚
シンク上の備え付け棚には北欧食器類
キッチンツール、カトラリーは取り出しやすい場所にオープン収納
DANSK鍋はデザインがいいので見せる収納
フライパンはシンク下に隠す収納も取り出しやすいようむき出し
作業スペース確保にまな板2枚使い

最小限からのキッチンツール選び

経験上、形から入らず必要なものを最小限揃え、後から買い足す方が無難だと思っています。

キッチンツールがたくさんあれば料理上手な印象ですが、料理嫌いがたくさん持ってても使わないので意味がないわけで。

オシャレキッチンツールでテンション上げる方法もありますが、オシャレ優先で実用性からかけ離れているとやはり億劫になってしまいます。

なので最初は本当に必要最低からスタートし、何回も「不憫だ、あれがあった方が良い」と感じてから自分好みの物を買い足すと無駄な出費にならず、使いこなそうと頑張れるでしょう。

便利な調理法を取り入れ少しでもラクする

一口コンロは一度に複数の調理が出来ないから料理の限界を感じます。

真剣に向き合ったり努力したりすればそれでもレシピも増えるでしょうが、料理は苦手だし時短したいし、となると一口コンロ料理法を研究するより他の調理方法を取り入れたほうが断然便利なわけで。

電子レンジ

狭いキッチンの救世主様!レンジさえ持ってないミニマリストもいらっしゃるようですが、いやいや、これないと家でご飯食べれませんから。

今流行りのフラット型でもなくスチームタイプでもなくターンテーブルの小型電子レンジを使っています。狭いキッチンなので一台でオーブン、トースト機能付きならもうこれで満足です。

ただ電子レンジ用調理グッズは買い揃えていません。

たくさんあっても収納する場所がないし、調理毎に選択肢が多くなることは料理嫌いにはハードルが高いです。

唯一ゆで卵をレンジで作れるグッズだけ持ってます。これないとレンジでゆで卵作れませんから。

曙産業 ez egg レンジでゆでたまご1個用

炊飯ジャー

ご飯は土鍋で炊くというのは、一口コンロでは贅沢なやり方です。

土鍋料理とご飯用土鍋が兼用なら良いですがご飯専用土鍋は一口コンロには難しいアイテム。

「白米大好き!何よりご飯が美味しくなくちゃ!」と言うほど白米にこだわってません。むしろ食パン派です。

炊飯ジャーで多めに炊き冷凍保存して毎回レンジでチンして食べるので十分です。

グラノーラ食

そもそも調理しないフルグラも大好きです。保存食としても優秀。

私はAmazon定期便で購入しているため、これだけは狭いキッチンエリアでの収納に頭を悩ませますが、それでも好きな食べものなんでストック場所は確保するようにしています。

食のミニマム化で悩むことを断つ

一口コンロミニキッチンと向き合えるようになった理由の一つが、今現在実践中の食のミニマム化のおかげです。

定番化、スタイルを持つと言った方が分かりやすいですね。

「いつもの」定番メニューを作る。私の場合「一汁食」「トーストワンプレート」「小鍋料理」「一汁一パン」が食のスタイルとして確立しつつあります。

スタイルが決まれば、買い足す物は固定され買い物も時短に、献立をあれこれ悩む必要もなく、作業スピードも早く済ませられるようになります。

キッチンに立ってあれやこれや悩まなくなり料理と向き合えるようになりました。

大好きな北欧食器で食卓を楽しむ

自称ミニマリスト。食器は大好きなものしか使っていません。

お気に入りの食器を使った方が料理が栄えます。食べるのも楽しくなります。

私の場合北欧食器が大好きで昔はコレクションして大量に食器を所有していましたが、今はある程度必要最低限まで減らしました。

万能型ティーマ21cm
頻繁に使っているのはエステリ19cmプレート

10年は長くても遅くはない

最後に。まだまだ精進中ではあるけれど、他の人が出来るからと言って自分も出来るとは必ずも言えないし後ろ暗く感じる必要はない。

身の丈にあった方法、距離感を手に入れて苦手なこととゆっくり向き合えばいいと思えるようになりました。

一口コンロのミニキッチンと向き合うまで私は10年かかり、それでも無理に背伸びせず、必要分だけ頑張ると一つの答えを出し、今ようやくゆっくりとリスタートを切れたと思います。

人からは10年はバカみたいに長いと思われるかもしれないけれど、でも私自身は長くても遅いとは思っていません。

むしろリスタートをちゃんと切れてこれから少しずつ向上していけそうなのでワクワクしています。それでいいんじゃないかな?

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この記事を書いた人

\ ズボラ系ミニマリストの暮らしを発信 /

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