大阪城天守閣テーマ展「世情−大阪城天守閣収蔵風俗図屏風にみる」を観て来ました

投稿日:2012/04/19 更新日:

「ウォーリーを探せ!」状態の屏風絵鑑賞ポイントにワクワクしっぱなしでした。

桜満開のシーズンが過ぎ、現在は散ってしまって少し花が残ってる状態の時期ですね。造幣局の桜の通り抜けが開催中で見に行きたいと思うのですが、ものすごい人ごみプラス例年より開花が遅れてるため6分咲き程度、と言うことでまだ行ってません。来週23日までに行けたら行ってみたいとは思いますが、予定は未定です(笑)。

「日欧のサムライたち」展@歴史博物館

この日は、大阪城天守閣と大阪歴史博物館に行って来ました。歴史博物館ははじめて行って来ました。目的は「日欧のサムライたち」展。大阪城とエッゲンベルグ城友好城郭提携3周年記念として今回の展示会が開催されました。エッゲンベルグ城の「インドの間」と呼ばれる部屋の壁の絵画が豊臣時代の大坂城を描いたものだと近年になって明らかになり、このことをきっかけに友好城郭提携が結ばれました。現在は「インドの間」から「日本の間」に名称が代わったそうです。同じ時代の日本とオーストリアの武具の展示会にワクワクする思いで、ようやく観に行くことが出来ました。せっかくはじめて大阪歴史博物館に行くのだから、と常設展の方も見に行ったのですが・・・これが大失敗!なんんだか肩透かしをもらったような感じでした。

大阪歴史博物館前

常設展は大阪の難波宮の時代からの展示があったのですが、しょぼかった・・・。これなら去年行った大阪くらしの今昔館の方が断然面白かった!って思えるくらい、内容が薄かったです・・・(ちなみに今昔館の記事はコチラ)。考古学のお話は面白かったのですが、全体的に常設展の方はあまりオススメ出来ないかな・・・。

難波宮時代の間。マネキンさんがおばさんばっかりで「え?」ってなったw 展示品くらい美人さんでもよかっただろうに、と。

ジオラマ見るのは好きですよ

地層を見るのもロマンがあって好き

観覧料の割にはしょぼしょぼで残念でした。サムライ展も割引料金で私は観たけれど、それでもちょっと微妙だったかな・・・。まぁオーストリアの兵士の甲冑とか武器とかなかなか見る機会がなかったので、見れた事自体は面白かったですけど。唯一、ものすごく良かった、と思えるのが、博物館エスカレーターの踊り場から見れる大阪城。桜満開の時に見れたらよかったなぁって思えるくらい良いビューでした。写真はガラスが反射しちゃってますけど。

高い所から見れる大坂城

「世情−大阪城天守閣収蔵風俗図屏風にみる」@大阪城

この後、大阪城天守閣に移動。4Fの常設展「秀頼の時代」、3Fのテーマ展「世情−大阪城天守閣収蔵風俗図屏風にみる」を目的に行って来ました。

秀吉の死後の秀頼を取り巻く時代の展示品が見ることの出来る4F。やっぱり有名所の直筆書状を見るとテンションが上がっちゃいますね(笑)。

3Fの展示会はテーマ展だったので、ずらりと屏風ばかりが並んで圧巻でした。ここまで屏風ばっかり見るのははじめてかも。

展示品は撮影禁止なのでいそいそメモを取りながら鑑賞してました。屏風の数え方とか各画面の呼び方とか分かってちょっと勉強になりました。

左右で一組となってる屏風をまとめて「一双(いっそう)」と数える。一双の屏風の向かって右側を「右隻(うせき)」、左側を「左隻(させき)」とし、各隻を構成する扇(せん)を向かって右から順に「第一扇」「第二扇」・・・と数える

展示されてる屏風絵のほとんどが風俗図屏風で、合戦図屏風は少しだけ展示されてる形でした。おかげで、今までとは全く違った鑑賞の仕方が出来て楽しかったです(いつもは合戦図屏風の展示の方が多いです)。屏風の手前には、鑑賞ポイントとなるように、描かれてる人物とその解説が書かれた小さなパネルが置かれています。屏風絵のどこに描かれているのか探す様はまさに「ウォーリーを探せ」状態(笑)。川で遊んでる人たちの様子、魚売りから魚を買う女性の様子、祇園祭の神輿を担ぐ人々やその様子を眺める人々、牛を追いかける少年、などなど、普段の庶民や武士たちの様子を観ることが出来ます。屏風絵に描かれた人々を読み取っていって、人々の生活の様子を想像するのが楽しくなってきます。

「ウォーリーを探せ」な屏風絵の鑑賞の仕方を見出した私が本気で「これ学芸員側も狙ってるだろ;笑」って感じたのが重要文化財「大坂夏の陣図屏風」のパネルの解説を読んだ時でした。合戦図屏風なので、戦の様子が描かれてるのですが、写真付き解説パネルの一つは徳川家康を紹介していました。屏風のどの部分に描かれてるか書かれているのですが、それでも探すのに一苦労でした。もう一つの解説パネルには真田幸村が紹介されていました。いましたが!「どこに描かれてるかは探してみてね☆」って書いてあるのを見た時は「学芸員遊び過ぎ!」って思っちゃいました(いやさすがに星マークはなかったけれども;笑)。「これ100%学芸員の主観だろ!笑」と言う解説が実はちょこちょとありました(笑)。

例えば。展示品2「洛中洛外図屏風」に描かれている庶民、商人の絵の解説にはこんな文章がありました。「偶然の再会、ところで二人の関係は?」「説教をくらってうなだれた?ありがたい話に感激した?」とか(笑)。前者は京都の店先らしき場所で会話してるような男性二人が描かれていました。その男性の隣にはそれぞれ連れが。お店の中に入っていきそうな雰囲気でもありました。後者は、どこかの家の中の家族っぽい人達の様子で、お父さん(店主さん)らしき人物が若い男達三人(正座してるっぽい)に何か話をしてる様子。描き手が何を思って描いたのかは当然観る側が推測しないといけないのですが、それでも遊び心ありすぎる大阪城天守閣の学芸員さんの解説(笑)。他にも展示品9「吉野花見図屏風」では、「女たちの宴会の裏側で料理する男たち」とか「花を摘む男たち」とか解説と絵を見ると「え?乙女?」とかツッコミ入れたくなっちゃったり。本当、見方は人それぞれですが、学芸員さんの見方がまたユニークで面白かったです。

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